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usefulお役立ち

たった独りで独立・起業を考えるなら知っておきたいフリーランスの生き方

2015.08.29 - useful

こんにちは、独立した頃は自由人というよりプリズナー状態だったデザイナー、ウェインです。
寝る間もないほど貧乏ファッキン暇無しでした。

さて、今回は勤め人からたった独りで独立・起業される方、またはお考えの方にお役立ていただきたい記事です。
参考文献と私の経験も加味して書いていきます。

フリーランスとは何か

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会社の看板や後ろ盾なく、顧客もゼロの状態からスタート。
その中で独自の「問題解決力」を用いて社会に貢献し報酬を得る。

フリーランスとは、「自分の能力と腕で生き抜いていくスタイル」だと思います。

自由ばかり追い求めていては、逆に会社員時代よりも苦しい思いをすることになります。
金銭的にも、時間的にも。

どんな機会も自分のものにできる、柔軟な能力が必要です。

独立・起業する前にできること

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会社などに務めている方は、まず「辞めさせてくれない」状態に自分をもっていきましょう。
辞めるといったら引き止められる社員を目指してください。
これはすなわち、自分だけにしかない特別な仕事スキルを身に付けたということ、ひいては「専門性」を得たということです。

企画力、営業力、リーダーシップ、マーケティング力、先見の明…
どんなことでも構わないので(もちろん絶対的な仕事枠で)、「これだけは負けない」というものを自負できるくらいにしてください。
これが独立後、自分の「商品」と「自信」になります。

どこにも勤めていない方は、今すぐに起業してください。
いくら起業前に勉強したりしても、実践を踏まえない限り本当の力にはなりません。

実際にお客様に接し、失敗し、成功して自分の力になります。
完全なオンザジョブ式ですがこれが一番ベターです。

これを推奨するのは、いくら起業前にいろんなことを思案・思索してもそれがお門違いなら時間のムダになるからです。
フリーランスは独りが故に、時間の使い方はかなり大切です。

フリーランスの仕事術

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私たちに与えられている「一日24時間」というのは誰もが平等の条件です。
この時間をうまく活用し、いかに最大化できるかがフリーランスの仕事術です。

どんな場所でも仕事ができる適応力

基本的に、フリーランスは事務所や固定的なスタッフといった形式的な環境を持たなくても、充分に仕事をすることができる自由なスタイルです。
その反面、常に何かと流動的になることが多いのも悩みですが、やり方によっては固定費等の経費を大幅に削減できます。

また、このスタイルを活かすべく、ときにはスターバックスでコーヒー片手に、ときにはクライアントの事務所、ときには公園で。
いついかなるときでも仕事をトップスピードで始められるよう常に準備が必要です。

チャンスはいつ巡ってくるかわかりません。
その全てを掴むつもりで日々動きます。

着手金を必ずもらう

言葉は悪いですが、実績のないうちのフリーランスは足下を見られやすいです。
私であれば、「発注前にデザイン案を見せてほしい」とよく言われました。
最初はこのようなご要望にもいくつか対応しましたが、そんなクライアントとはまともな結果に終わった試しがありません。

そこで、「着手金をもらう前に実作業はしない」というルールを自分の中で定めました。
結果、これまでクライアントの特別な事情がない限り全て成功して納品しています。

確かに問い合わせからの発注率は下がりましたが、着手金が嫌で発注につながらなかったものは失敗の懸念をはらんだ案件です。
その案件のために企画や実作業で使うはずだった時間を取り返せたのですからラッキーです。

また、本気で案件に思い入れのあるクライアントは着手金をなんら不都合に思うことなくお支払いされます。
逆に、着手金のお支払いに思いとどまるクライアントは、最後まで付き合う気がなく、何かあれば逃げたり支払いを拒否するタイプの方が多いです。

着手金ルールはリスクヘッジになり、予めクライアントのタイプを判別・判断することで効率的に仕事を推し進められます。
何度も言うようですが、フリーランスにムダに過ごす時間はありません。

締め切りを必ず守る

フリーランスには世間から「だらしない」イメージを持たれることが多々あります。
どの業界でも、粗悪な仕事で評判の悪いフリーランスが多くいるからです。

よく聞くのが、

  • 「時間にルーズ」
  • 「返事が遅い」
  • 「電話に出ない」
  • 「締め切り日に連絡もなく遅れる」
  • 「音信不通になった」

などです。

結構、社会人として初歩的なものですが意外にこれらができないフリーランスが山ほどいます。
私も引き継ぎ案件をいただくことがあるので実際に見聞きしています。

逆に、社会人として当然のことを当然のようにしていれば、それだけで信用が得られるということでもあります。

どれだけいい仕事をしても、社会人としてのマナーがなければ結実しません。
「きっちりやり遂げる」、この意識を習慣化することで「次」につながります。

ただ、急にやってくるびっくりするほどの忙しさに忙殺されているときは、上記のように逃げたくなることもあります。
でも初心にかえれば逃げたい気持ちに負けることなんてありません。

常に「紹介」を意識する

フリーランスは紹介で仕事を回すことがベターです。
これなら営業努力を作業に当て質の高い仕事にもっていけるし、こなせる案件数も増えます。

また、紹介であれば予め自分の相場観や仕事の流れをある程度理解したクライアントなので、より円滑に案件が進みます。
良いことしかありません。

ただし、紹介を受けるには当然認めてもらわなければなりません。
いい仕事をしたからこそ、クライアントとパートナーシップを築けるのです。

紹介を意識すれば中途半端な仕事をすることはなくなります。
いい仕事をして認めてもらう事は未来への投資につながります。

実績に「仕事」をさせる

フリーランスは「実績」が命といっても過言ではありません。
紹介でない限り、クライアント側は「実績」と「料金」でしか判断のしようがないものです。

とくに、私のようなクリエイティブ系の仕事であれば、納品してきた成果物が「次」につながるバトンになります。これまでテキトーに仕事をしてきたのであれば、今の忙しさはなかったと思います。

もし、中途半端な仕事やプロとして恥じるべき対応をしてしまうと、それは必ず一人歩きして風評になります。自分の甘さが自分の看板に泥を塗るのです。

しかし、全身全霊で打ち込み心から喜んでもらえる仕事をすれば、それは勝手に広告塔になって良い宣伝をします。自分の目の届かないところで営業をしてくれるのです。

まとめ

フリーランスは、いただく仕事ひとつひとつをシビアに全力でこなさないと、すぐに置いていかれます。
不真面目なフリーランスも多いですが、ズバ抜けて能力の高いフリーランスもたくさんいるからです。

しかし、第一線で活躍して驚くような年収を稼いでいるフリーランスも、最初は私たちと同じ不安やある種の恐怖も感じていたはずです。

それでも負けずに一流になれたのは「自分の能力と腕で生き抜いていくスタイル」を研ぎ澄まし、盤石なものにした結果ではないでしょうか。

フリーランスを志した日から、生きているだけで毎日が勉強です。
まだまだ書きたい事はあるのですが、また次回につなげます。