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【原点回帰】独立・起業して失敗と成功から学んだ7つのコト

2015.08.12 - useful

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こんにちは。デザイナーのウェインです。
私は一応デザイン事務所の代表を務めています。
まだクソ未熟ながら、様々なことを経験することができました。

これまでの億単位の失敗と、ミリ単位の成功をもとに、これから起業される方や経営にマンネリされている方の少しでも良い刺激になればと、主観的ではありますが力を込めて書いてみます。

一に「一生懸命」、ニに「感謝」、最後に「お金」

商売上、金銭的な報酬を追いかけることは当然だと思います。
しかし「お金」をアタマの中心においてしまうと、大切な何かが曇る気がします。

「大切な何か」とは、倫理観であったり、人の機微を感じとる力、信念・理念、そしてモチベーションです。

もし本当にお金だけが目的で働くのであれば、ルパン三世以上の怪盗を目指します。
私たちがそれでも「デザイナー」という職業に気持ちが赴くのは、やはりお金ではないように思います。

好きな仕事だから「一生懸命」になれる。
一生懸命になれたから感謝され、その感謝に「感謝」する。
いただいた感謝が報酬という「お金」に代わる。

この構図はどのお仕事でも同じではないでしょうか。
私はこれからもこの絶対的な「ルール」を忘れることなく、より楽しみながら事業を邁進していければと切に思うばかりです。

常に何事からも盗み学ぶとる

自分独りで起業した以上、基本的に守ってくれるものは何もありません。
かばってくれる上司もいなければ、何でも相談できる先輩もいません。

そんなとき、頼りになるのは自分の「知見」のみです。

この知見をインプットしもっと膨大なものにしていくには、日頃の些細なことでも常に学びとる意識が必要ではないでしょうか。
私はデザイナーなので、街のあらゆるものが勉強になります。

また、人様の素晴らしい作品や仕事に出会えば必ず強い「興味」を持ち、できる限り理解してその本質を盗みます。
もちろん悔しい気持ちなど雑念もありますが、そんなことは忘れて(気にせず)自分の力にしてしまいます。

そして、何より一番学ぶことが多い機会は「失敗」です。

失敗すれば腹が立つし落ち込むし全くおもしろくありません。
しかし、人と差を付けるには失敗したときにどれだけ学びを持って帰れるかだと思います。

ただ、個人的な意見ですが、失敗を「美学」のように考えるのはどうかと思います。
失敗なんて無いに越したことはないし、自ら進んでするものではないです。
それでも、思っている500倍、山ほどの失敗は降り積もります。

「自分」に負けない

最初のうちは仕事を頑張れば頑張るほど失敗しました。
もちろん、私が不器用なだけかもしれませんが、いくら事前に想定しても気付かないことが多過ぎました。

「気付かない」ということは「知らない」ことと同義だと思います。
「知らない」からいきなり壁にブチ当たっても乗り越え方がわかりません。
もうこれでもかと色んなことを試して、傷だらけのローラになりながらやっと乗り越えることばかりです。

そこで、人は普通、腹が立ったり、人のせいにしたり、諦めたりしがちです。
私はそんなとき、自分自身に「ちょうど良かった」と言うようにしています。

ある本で感銘を受けた言葉なのですが、自分に負けそうなとき、「ここで踏ん張ればやっと次のステップへ行ける。今の自分にちょうど良かった」という意味です。
すこしふざけて言い換えると、「はぐれメタル」に出会ったときと同じ気持ちです。

「はぐれメタル」はドラクエに出てくる、アホほどの経験値をくれる敵ですが、中々出会えません。出会ってもすぐ逃げるし、攻撃も全然当たりません。

しかし、その見返りは膨大な「経験値」です。

遠回しでしたが、「勝ちにくい」敵ほど勝てば見返りが大きいです。
そして、一番「勝ちにくい」敵は自分だということを、私は早いうちに理解するべきでした。

ある程度でいいから「余裕」を持つ

個人事業の場合、売上=ほぼ給料です。
売上が多い月は、自分への「ご褒美」名目にガンガン使ってしまいます。

遊びに使うだけでなく、仕事で余裕がなくなるほど「投資」しすぎるのも良くないです。

お金は、事業にとって、生活にとって必需品です。
少しでも余裕がなければ不安で不安で本領発揮できません。

お金に限らず、何事にも余裕を意味する「遊び」がなければダメだと思います。
膝を曲げず「遊び」がないまま、直立で高く飛ぶことはできません。
これと同じです。

例えば、どうしても営業成績が上がらない場合は敬語をやめて(諦めて)みてください。
もちろん大変失礼なことではありますが、提案内容にフォーカスすればいつもの数倍の力を出せています。
考え方は、この提案内容を敬語に変換すればそれでOKです。

前述は私が営業マン時代に尊敬する上司に教えていただいた例ですが、うまくいかない原因は言葉選びに「余裕」がなく、本領発揮ができていないことでした。
よく友達に商材を勧める方がうまくいくのは、言葉選びをはじめ、自分に「余裕」があるからです。

何事にも「余裕」、「遊び」がなければ100%の成果には到達できません。

「身体」の健康は「心」の健康

私たち事業主にとって、身体はまぎれも無い最大の「資本」です。
人の何倍も行動的に働ける元気さがなければ何も成り立ちません。
自分の代わりや保証は何もないのです。

しかし、逆にいうと身体ひとつで何でもできます。
だからこそ常に身体には気を遣いたいと思うばかりです。

たまにはジムで汗を流したり、外を開放的に走るのも最高です。
そして野菜をしっかり食べる食生活も心がけていきたいです。
水は思っている以上に飲む方が元気でいられます。

身体が健やかであれば必然と「心」も元気になります。

また、よく「感動」し、よく「笑い」、よく「想い」、よく「話す」ことが健やかな心の継続にとっても効いています。

人の健康とは思ったより単純で、「素直」に生きるだけでなれます。
ただ、これが結構難しいことでもあります。

総じて、私たちが心身ともに健康でなければ、ビジネスにとって大きな障壁のひとつになるのではないでしょうか。

「自分」をよく知る

自分の笑った顔や怒った顔を知っていますか?
自分がお客様とお話するときの表情や声のトーン、リズムを知っていますか?

私は知りませんでしたし、気にもしていませんでした。
自分のことって意外に自分が一番知らないものなんです。

もっと前からこのことに気付き、自分のことを深く知っていれば、よりうまくビジネスも人生も立ち回れたと思います。
100%自分を操ることができればそりゃそうです。

自分自身の行動を俯瞰し全てを把握することは、あらゆるリスクヘッジに寄与できるのではないでしょうか。

世界一、人に恵まれていることを理解する

最後に、振り返って一番思うことが、自分は世界一「人に恵まれている」ということです。
お客様、仲間、取引先の方々、家族、最高の人たちばかりです。

私には、
いつでも頼りにしてくださり、見返りを求めず応援してくださるお客様がいます。
親以上に叱ってくれたり、相談事があればいつでも真摯な姿勢で応えてくれる仲間がいます。
自分の社員のように大切に考えてくださる取引先の社長やご担当者様がいます。
自分がどうなろうといつでも帰れる場所を用意してくれる家族がいます。

そして、自分は本当にその期待や温かい気持ちに応えられているのか。
そんな思いがより高みへ昇っていきたいという強い原動力になっています。

私に限らず、人は必ず人に恵まれ、大きな期待を背負い生きています。
恵まれない人生なんて、自分から無下に突き放し理解していないに他なりません。

「人は幸せになるために生まれてくる」

仕事で辛かったときにふと声をかけていただいた社長の言葉です。
今でも私の最も大切な言葉のひとつです。

自分が今、「幸せ」であることを理解することが、道を切り開いて邁進していく、何よりの強い力になるのではないでしょうか。