【新社会人応援】怒られてしまったときに正しく挽回するための極意
2016.04.17 - manner
こんにちは。
春の訪れを感じずにいれられない陽気で暖かい日が続いています。
あっという間に夏もやってきますが、夏といえばかき氷。
かき氷のシロップは、着色料の違いだけでどれも同じ味なんです。
こんなことを知ってしまった以上、私はもう誰も信じられません。
さて、今回は「怒られたときに正しく挽回する」の巻です。
「怒る側」の人も、「怒られる側」の人も、初心に返る意味でぜひご一読いただければ幸いです。
「怒られる」ということは非常に思いやりのある行為であることを前提に、これまで読んだ著書の内容や経験をまとめていきます。
「怒る」と「叱る」の違い
タイトルと矛盾しますが、「怒る」と「叱る」は全く似て非なるものです。
「デジタル大辞泉」のコトバンクによると、以下のように定義されています。
怒る
不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。
叱る
相手のよくない言動をとがめて、強い態度で責める。
「怒る」は自分本位な行動で、「叱る」は相手本位の行動です。
後者は自分の感情だけでぶつかるのではなく、期待を含んだ優しい行動なのです。
このことを心の片隅に置いておく事で、どんな場面でも前向きな行動をとることができるのではないでしょうか。
絶対やってはいけない事
叱(以下、怒)られても、以下のことをするとマナー違反です。
「言い返す」
怒られている場面で自分の意見を頑固に貫き通す事はタブーです。
言いたい事はあると思いますが、まずは相手の話を受け止め、それでも言いたい事があれば感情的にならず、最後に「相談事」として誠実に伝えることがベターです。
「違う事を考える」
「あ、また始まった」的なことを思うと、違う事を考えて心を塞いだりします。
怒られる事に慣れてしまうのは大人の流儀ではありません。
人間には、相手の表情や態度など言葉以外で感じ取る「ノンバーバルコミュニケーション」があるので、一発で見抜かれます。
「全く同調しない」
「D言葉」をご存知ですか?
行き違いが生じやすい言葉です。
- 「だって」
- 「だけど」
- 「でも」
同調せず反論ばかりするのは相手に失礼ですし、何よりそんな行動では社会を処世できません。
D言葉は、「そうですよね…」「そう思います」など最初を「S」に変えると効果的です。
「失敗」に最大限善処する
失敗や間違ってしまったことは仕方ありません。
後ろに目を向けるより、「ここで気付くことができて良かった」と捉え、前向きに考えて次に活かしましょう。
「しっかり傾聴する」
相手の話を徹底して聞き、何を伝えようとしているのかを本質的に捉える事が大切です。
怒号であってもしっかり傾聴していれば、解決策が必ず見えてきます。
「落ち込み過ぎない」
怒られて落ち込むことはよくありますが、落ち込み過ぎてその後の対応で善処できなければ本末転倒です。
また、落ち込む事でモチベーションが下がっては失敗の連続スパイラルに突入しかねません。
ここは気持ちを切り替え、心を整えて「普段通り」落ち着いた行動を心がけるべきです。
「すぐにやる」
怒られた時ほど、言われた事はすぐさま行うことで相手の本意に強く応えることができます。
すぐやるということは、前述の「落ち込み過ぎる」間も与えず、モチベーション維持にもつながります。
指摘されたこと・言われたことだけに限らず、プラスαの心構えが大切ではないでしょうか。
ただし、怒られた直後で平常心を保つのは大変です。
許されるのであれば、一旦外の空気を吸いに出るなどリフレッシュし、環境を少し変えて改めて反省と改善に臨みましょう。
頭が真っ白になってダラダラ動いてしまうより、切り替えた方が結果的に素早い行動に結びつくことが多いです。
絶対に逃げない
失敗したときに怒られるのは当然です。
だからといって「報告・連絡・相談(以下、ホウレンソウ)」をせずに逃げては事が大きくなるだけです。
大事な情報を隠蔽したり、消してしまったりすればもう最悪です。
言い方は悪いですが、結局怒られる事には変わりないので、できるだけ早い段階でホウレンソウした方が双方にとって得策です。
失敗を美化しませんが、素早く円滑なホウレンソウは信頼を得られる行動です。
また、怒られた後でも同じで、理不尽に思い「それでは辞めます…」なんて物事自体から逃げてしまうことは絶対タブーです。
逃げた失敗は必ずまたやってきます。
どこかで反省し改善しなければまた同じ失敗をするハメになるのです。
まとめ
どんな行動でも「責任」は伴います。
組織で働くのであれば特にです。
その中で、何より避けたいのが「怒られるから何もしない」です。
こうなってしまうと自発的な行動力を失います。
行動しなければ怒られる回数自体減るでしょうが、そもそも必要とされる人間にはなれません。
怒られない事に頭と時間を使うより、いつでも誠実に逃げる事なく善処できる人を目指すことが、翻っては怒られないスマートな人間になれるのではないでしょうか。