【手書きチラシ】自分でプロのようなデザインを作り上げる4法則
2015.08.16 - useful
こんにちは。夏といえばやっぱりところてん、デザイナーのゴードンです。
あまり食べ過ぎると胃が痛くなるので気を付けてください。
さて、今回はお店などで大活躍する「手書き」のチラシ、メニューなどのデザインについて書いていきます。
なんとも温かみのある優しい印象と、「無料」で作れることが最大のメリット。
既に「結構やってるよ!」という方もいらっしゃると思いますが、そんな方へもお役立ちいただける内容です。
デザインには基本的な「ルール」がある
どんなことでも基礎があるように、デザインにも意識するだけで「アマチュア脱却」できる、ちょっとした基礎があります。
以下、4つに分けて説明します。
「整列」を意識する
プロが制作するデザインでは、1mm単位以下の細やかなこだわりがあります。
その最たるひとつがこの「整列」です。
よく、見栄えの良くないデザインでは「真ん中寄せ」や「左・右寄せ」などが混在しています。
もちろんうまく組み合わせて、あえて外す、ということもあるのですが、慣れないうちは予め一つに決めていた方がかなりまとまります。
考え方としては、「見えない線」を一本引く感じです。
下図右側のように、どこかに見ない線を引き基準にすることで、見栄えはもちろん可読性が著しく向上します。
文字に限らず、写真や図にも意識してください。
関連する情報を「グループ」にする
いわゆる「近接」と呼ばれるもので、関連する情報をひとまとまりにグルーピングします。
また、グルーピングされた情報のまとまり同士に余白を設けることで、より一層見やすいレイアウトへ近づけていきます。
「反復」でデザインをバラつかせない
フォント(文字体)や大きさ、色など、組み合わせが多いと気持ちの悪いバラつきが生まれます。
意味の無い「雑多感」のため、見る人は集中しないとうまく読むことができず、伝えたいことも伝わりにくくなります。
そこで、「一体性」を意識した反復(流れ)を生み出します。
例えば、商品を分類してデザインする際、「お飲物」、「食べもの」、「デザート」など、下図のように情報のグループ毎で同様の反復(流れ)を繰り返す方が一体感が出ます。
また、ある目立たせたい部分のみ反復を外すとかなり印象づけられたりもします。
「メリハリ」でもっと読みやすく
デザインはいろんな情報や要素をうまくまとめていく作業です。
それぞれにしっかり「違い」をもたせないと、見応えの無いのべっとした、何とも読みにくいデザインになってしまいます。
そこで、基本的には文字を大きくしたり、太くしたり、色を変えたりすることが多いと思います。
そのとき、自分が思う以上に思いっきり違いをつけてみましょう。
その方がより印象的になりますし、何より見る人にとってはとても読みやすくなります。
まとめ
これらのことから、デザインするときはいつでも以下の4つを意識してください。
・整列
・グループ
・反復
・メリハリ
この4つはデザインの原理原則となる大切な基礎です。
これらの応用が現代の高度なデザインへも施されています。
街の中にあふれるデザインも、見やすい訴求力のあるものは必ずと言っていいほど上記4つが見受けられます。
皆さまも、ご自身のお店や会社で、チラシやメニュー、ポップなど様々なところで応用してみてください。
きっと今より素敵なデザインが生まれるはずです。